映画「容疑者Xの献身」のラストをネタバレ考察 号泣の訳と誤算

邦画

どうも管理人katuです。

今回は映画「容疑者Xの献身」のラストについて、ネタバレしながら考察していきます。

あのラスト皆さんはどう捉えました?

映画「容疑者Xの献身」ラスト

そもそもラストに行き着くまで

簡単に言うと、人生に絶望して自分の手で命を絶とうとしていた石神の隣に花岡家族が引っ越してきました。隣の家の幸せそうな会話に救われた石神は彼女たちに並々ならぬ恩がありました。

また、母親である花岡靖子に対して石神は好意を持っていました。そんな花岡家には、どうしようもない別れた夫がいてその夫をある日自己防衛的に葬ってしまいます。

騒ぎを聞きつけた石神は、花岡家の代わりに自らが犯人になって事件を終結させることを決意します。

ラスト

完全犯罪をやってのけた石神は、自供しなければ確実に花岡親子を救うことができるはずでした。しかし、湯川に事の真相聞いた花岡靖子の事件の告白によって完全犯罪は崩壊。

彼は号泣しながらも拘置所に身柄を移され、花岡靖子も取り調べを受けることになります。

ラストの判断

このラスト。正直、見ている人で感想が分かれると思います。花岡靖子の行動が正しいって人と、いやいやなんであそこで言っちゃうんだよ。っていう2パターン。

なんで、あそこで石神が号泣したのかも考えつつ、どうすれば良かったのか考察していきます。

石神の号泣の訳

あそこで、石神が泣いた理由。それは、「自分が作った完全犯罪が崩壊して、花岡親子に罪が発生する」という気持ちだったのだと思います。

自分のトリックのおかげで、葬った人に対する罪悪感というのはあるもののそれはすべて花岡親子のため。花岡親子さえ、平和に暮らすことができれば自分はどうなってもいいと考えていた石神。

しかし、彼女の告白によってそれは一瞬にしてすべてが崩れ去り、「なんで?」という言葉を発しています。

花岡靖子はどうするべきだったのか

こう考えると、靖子の行動はかなり利己的ともいえます。すべてのトリックは湯川から聞いていて、自分が告白をしなければ完全犯罪が成立する。

それを知ったうえでの、罪の告白なわけです。自分が告白をすることよって、石神の今までの罪はすべて無駄になる。

それを知ったうえでの告白なわけです。たしかに、自分が頼んだことではないし、まさかここまで自分のことを思って行動してくれるなんて思ってもいない。

ましてや、恋人でも夫でもなんでもない人間にここまでされるというのは、申し訳ないって言葉では言い尽くせないものがあるでしょう。しかし、起きてしまったことはもう元には戻りません。

彼の行動と1人の命をムダにしないためにもここは黙って、罪を背負って生きるのが正しい選択だったように思えます。

容疑者Xの献身【Blu-ray】 [ 北村一輝 ]
価格:6172円(税込、送料無料)

 

石神の誤算

完全犯罪が成立するはずだった石神。彼の誤算は、「人間の気持ち」ではないでしょうか。石神は今まで、人に対する接する事が苦手な人間だったように思います。そのため、ひどく合理的な考えの持ち主です。

その結果、花岡親子の行動も彼の計算では合理的に動くはず。つまり、「自分が犠牲になって、それを許すのであれば、親子も自らの安全のためにそう生きるはず」という考えがあったと思います。

しかし、通常の人間はそこまで割りきって考えられるものではありません。花岡靖子の気持ちを合理的に考えすぎるがあまり、完全犯罪が成立しなかったのではないかと思います。

まとめ

石神のとった行動は、まさに「献身」といえると思います。しかし、そのために無実の人を葬ってしまうということは、許されることではありません

彼がこの計画を立てる前に気がつくべきだったのは、「人の気持ちを知る」という事だったのではないでしょうか。

関連記事
映画「容疑者Xの献身」あらすじ&感想