映画「怒り」は米軍沖縄基地に対する反対運動? 管理人が感じたそれより恐ろしい何か

邦画

どうも管理人katuです。

今回は、映画「怒り」で衝撃的だった内容とそれ以上に恐ろしいと感じた事について書いていきます。

ネタバレを多分にしてしまうと思うので、まだ見ていない方はご遠慮ください。

映画「怒り」泉の悲劇とそれ以上の恐怖

泉の悲劇

詳しくはこちらの記事で書きました
絶対に感情移入するな! 映画「怒り」広瀬すずと森山未來 ネタバレ

すっごく簡単に要約すると、ヒロイン小宮山 泉(広瀬すず)が好きな男性に裏切られて、米兵にレイプされてしまうという悲劇が起こってしまいます

米軍の沖縄基地の排除を訴えている?

ここで、考えられるのが監督は映画を通じて沖縄の今の現状の危うさを指摘していているのではないかという考え方です。

しかし、管理人としては今回の映画の場合、監督が最も訴えたかった場所はそこではなかったのではないかと思います。

映画「怒り」が米軍基地の反対運動ではない理由

物語の流れ

たしかに米軍の基地問題は重いテーマなのですが、この映画は全編を通じて一人の男の物語が語られているからです。

それは、東京で凄惨な事件を起こした逃亡犯の男です。

映画「怒り」はカップルでは絶対に観に行くな! ネタバレ&感想付きで解説

こちらの記事でも書きましたが、この映画はこの逃亡犯の男が身元不明の三名の男のうちの誰なのか。

果たしてこの中にその犯人がいるのか。とドキドキしながら見る映画であると思います。よって、話の主軸に沖縄の米兵問題が取り上げられているわけではないといえます。

テーマ

そして、管理人が今回注目したのがここでした。

上記にも書いたように事件の犯人は、身元を隠して一般の社会に溶け込みます。そして、それが明らかになる時観客は驚きます。まさかあの人物が犯人だったなんてと。

さらにとどめを刺すのが、泉に対する思いです。

好意を寄せている泉に対して、あえて接近して傷つかせるあの心境。

人の気持ちを理解しているような素振りを見せておいて、その実まったく共感をしていない。そういった人間がいるということ。

そして、それはいつ自分の身にも起こるかわからないという恐怖です。

つまり、監督は沖縄問題の米兵の恐怖よりも、一般社会の「隣人」の恐怖を私たちに伝えたかったのではないかと管理人としては思うのです。

まとめ

今回感じた、隣人の恐怖。

たしかに、目の前の人は一見同意をしてくれているように見える。しかし、その実何も共感をしていなくてむしろ恐ろしい想像をしている場合もある。

そんな恐怖を与えた本作。

正直、人間の気持ちを覗けるわけではないのでここの問題は一生つきまとうものです。「人を信じること」。

こういった当たり前の感覚が、今回の事件では裏目に出てしまっていました。かといって、疑って人と付き合っていたらそれはそれで人間関係が複雑になってしまいます。

ここらへんの線引は本当に難しいですよね。

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