漫画「夏目友人帳」12巻 48話 レイコを知る妖かしのおばば
どうも管理人katuです。
前回の話では、人に恋した妖かしのちょっぴり切ないお話でした。
⇒漫画「夏目友人帳」12巻 47話 人に恋して人間のふりをした妖かし
今回は、夏目の祖母のレイコの事を知っているおばばの妖かしの話。
夏目同様、妖かしが見えて人間とも妖かしとも仲良くできなかった一人ぼっちのレイコ。
なぜおばばと出会ったのか、そしてその仲のゆくえは?
漫画「夏目友人帳」12巻48話 妖しきものの名
あらすじ
夏目が自分の家に縁の下に妖かしがいるのを見つけます。
名を「影茶碗」。
ニャンコ先生もそのことを知っていて、特に人に害を加えるわけはなく、むしろ人の身代わりになることもあるという妖かしだと教わります。
そんな中、夏目が道を歩いているとおばあさんが道で倒れているのを見つけます。
助けてあげようとすると、なんとそのおばあさんは妖かし。そして夏目に、妖かし探しを手伝うように頼みます。
断ろうとする夏目でしたが、祟られそうになりしぶしぶ手伝うことに。
おばあさんの探していた人物というのは、このあたりに住む妖かしでたいそう力の強い妖かしということ。
彼女は目があまり見えないので、姿形はよくわからないということでした。
しかし、話を聞いていると夏目はその探している人物というのが自分の祖母 レイコであることに気が付きます‥
名言
―ああそうか‥ああ‥‥そうよね。変だと思った私に構うなんて‥
レイコとおばばの妖かしの出会いは、おばばのミスによってレイコとしては普通のおばあさんとの出会いのような形になりました。
人間とも妖怪とも相容れない存在のレイコ。しかし、おばあさんと知り合いになることが出来た。レイコにとってはとても嬉しいことだったでしょう。
おばばも、彼女のことを妖かしと思っているので、別に騙していたわけではありません。
しかし親しくなった彼女のことを自分の家である社に連れて行った時、レイコは人知れずショックを受けます。
ああ、おばあさんは人間ではなかったのかと。その時に出たセリフがこれです。
夏目はこのことを聞いて心配します。
このことでレイコはおばばの事が嫌いになったのではないかと。
しかし、レイコはその話を聞いた後におばばの大切にしていた木に取り憑いた悪霊を祓ってあげています。
そこでレイコはおばばを嫌いにはなってはいなかったとわかるのです。
まとめ
レイコとおばばは物語上でも似た存在として描かれています。
人間にも妖怪にも好かれないレイコ。
一方のおばばも、神格の妖かしのために小物の妖かしには好かれません。
つまり、ふたりとも「孤独」なんですね。
しかし、二人が出会ってもそれが深い絆にはなりませんでした。妖かしと人間。やはりそこにはしっかりとした線引があるのでしょうか。
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