漫画「夏目友人帳」12巻 51話 ついにオミバシラ様登場 夏目と田沼 錯綜する思い
どうも管理人katuです。前回で、田沼に救い出された夏目。
⇒漫画「夏目友人帳」12巻 50話 夏目を救うため田沼が妖かしの館に潜入!
今回の話で、オミバシラ様を封じられれば御の字かと思いきや、話はそう簡単なものでもなかったようです。
漫画「夏目友人帳」12巻 51話 「硝子のむこう」③
あらすじ
名取を初めて見た田沼は、俳優 名取周一しか知らず、さらには祓い屋なんて職業があることも初めて聞いて驚きます。
そんな中、ニャンコ先生がレイコの姿をして合流。
どうやら、招き猫モードだと館にいる妖かしに目をつけられてバレるので、姿を変えたみたいです。
夏目、田沼、名取、ニャンコ先生が力を合わせてオミバシラを封じるために姿の見えないオミバシラを探します。
そんな中で、田沼がオミバシラに襲われます。名取が事前に渡した護り石のおかげで事なきを得ます。
最終的に夏目が囮になって、名取がオミバシラを封印することに成功します。
館にとらわれていた妖かしが夏目達を襲おうとしますが、ニャンコ先生が彼らを守り無事脱出。
鬼猿たちもやっつけてしまいます。
夏目友人帳12【電子書籍】[ 緑川ゆき ]
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見どころ
夏目、田沼の葛藤
今回のことで、夏目は田沼のことを危険な目に合わせてしまったと思い詰めます。
自分はなんとしても彼を救い出すんだと、空回りをしてしまうんです。そんな夏目を寂しく観る田沼。
そして夏目は、こんな危険な目に合わせてしまうのなら、自分の大切な人の前から消えようかとも考えます。
しかし、それを優しく止めるのが名取でした。彼は夏目にそれが必要なのだと捨ててはいけないものなのだと諭します。
夏目は、その言葉を受け止めます。
一方、田沼は夏目がこの一件の事で自分事を遠ざけるんじゃないかと案じていました。
夏目に踏みよった田沼。夏目との距離感が近くなった分、夏目が自分を遠ざけるんじゃないかと考えたんですね。
田沼の予想はおそらく当たっていました。名取さんの一言がなければ、夏目はおそらく田沼を避ける道を選んだかもしれません。
しかし、その後田沼の気持ちを聞いた夏目。どうやってうまく周りに人間と接していけばいいのか悩みます。
名言
夏目は捨ててはいけないんだ。きついかもしれないけど。夏目にはきっと必要なんだ。必要なんだよ。
上記にも書きましたが、田沼を危険な目に合わせてしまった夏目。
大切な人達を気遣うあまり、自分が遠ざかろうと考え始める夏目の考えを見透かすかのように名取さんがかけた言葉です。
名取さん自身が捨ててしまったもの。彼は夏目にはそれは捨てるべきではないと諭したんです。
経験者でないと語れない言葉ですね。
まとめ
パーティー組んだ。ラスボス倒してハイ終わり。で終わらないのが、夏目友人帳のいいところですね。
そこには、自分のせいで大切な人を巻き込んでしまうという葛藤と、そのせいで離れるなんて嫌だと言ってくれる仲間の気持ちがありました。
名取さんやレイコが捨ててしまった大切なもの。夏目はそれを守りながら生きていくことはできるのでしょうか。
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