漫画「夏目友人帳」13巻 53話 夏目が的場の仕事を手伝う?
前話で的場の怪しい手紙を受け取っていた夏目。
中身は結局わからずじまいでしたが、そんな夏目を的場が藤原家の前で待ち構えていました。
嫌な予感しかしない展開ですが一体どうなったんでしょうか。
前話
⇒漫画「夏目友人帳」13巻 52話 的場からの手紙と名取の思い
漫画「夏目友人帳」13巻 53話「連鎖の陰」②
あらすじ
藤原家の目の前で待ち構えていた的場。
驚く夏目に対して、的場は依頼書は読んだかと訪ねます。
話を聞いてみると、最近有力な術師が襲われる事件が多発していて、その犯人を夏目に見つけて倒してほしいという依頼でした。
しかも、その犯人。実は、妖かしに操られている人間のようだという話を聞きます。
断ろうとした夏目でしたが、的場に藤原夫妻に夏目の妖かしが見えている状況について教えてもいいのかと脅され、半ば強引にその話を引き受けさせられてしまいます。
翌日、的場家の別邸で開かれた会合で夏目は不審な人物を見つけ出し退治することに成功します。
しかし、それは一連の事件の主犯ではなく、小物の妖かしでした・・・
見どころ
的場のじわじわ追い詰め
この回の的場はホントじわじわ夏目を追い詰める感じで、いけ好かないですね。
特に、夏目のちからを借りるためにわざわざ夏目の自宅までお仕掛けて、藤原夫婦に夏目の秘密をばらしてもいいのかなんていうのはホントいけ好かない。
的場一門
この回で的場一門とはどういう集合団体なのかがわかります。
今まで、的場家の弟子とかそういうのをイメージしていたのですが、実際は違ったみたいですね。
実際は、
的場一門というのは元々 的場家主導の祓い屋大家11家がもし見える者不在の家が出れば支えあおうと打算で契約しあった祓い屋の集まり
なんだそうです。
どういうことなのかというと、祓い屋の仕事は妖かしに恨まれやすく、その家系の跡取りが妖かしが見えない人ばかりだと対処も何も出来なくなってしまい、結果的に没落してしまうんですね。
そのリスクをみんなで補い合おうという団体が的場一門の始まりだったわけなんですね。
夏目の能力
的場一門の力も相当なものだと思いますが、夏目の妖かしを見抜く力はそれを超えていたみたいです。
通常、人間に取り憑いた妖かしは見抜くことが困難なようですが、夏目ははっきりと妖かしだと見つけ出します。
名言
君がいかに恐ろしいものを見、過酷な体験を重ねてきたのか
それは今も変わらぬことで
安穏と暮らすあなた達に「彼を守る力はない」のだと
上記の夏目の秘密を藤原夫妻に教えようと脅す的場の名言です。
ただ単に、夏目が怖いものも見ている普通の人間ではない。
というのではなくて、愛する夏目が自分たちの手の届かないところにいて、それを守ることは自分たちでは出来ないという。
それを聞いた藤原夫妻がもう夏目を手放さざる負えなくなるようなセリフですよね。
さらに的場の名言です。
君も利用できるものも使えばいいんですよ
何だってね
常に生きるか死ぬかの状態に陥っている的場ですから、やはりこんな言葉がでるんでしょうかね。
ちなみにこれは、政治家に会いに行った後の的場の発言です。
つまり、妖かしも道具、人間ですら彼にとっては道具でしかないのかもしれませんね。
しかもこの後で、的場一門の仲間にならないかと夏目を誘うんですから、そりゃ夏目も断りますよね笑
まとめ
今回の話で、夏目は的場にいやいや仕事を押し付けられてしまいます。
藤原夫妻を餌に今後的場は色々夏目をこきつかうつもりなんでしょうか。
最終的には、夏目は祓い屋を襲うという妖かしが名取さんも襲うかもしれないと思って、自分の意志で仕事を手伝う決断をしてますけど。
どうもひっかかる話ですよね。
今回は、妖かしの下っ端退治でしたが、おそらく次回で妖かしの親分が出てくるんでしょう。
一体どんな妖かしなのか。どんなバトルが繰り広げられるのか。気になります。
前話
⇒漫画「夏目友人帳」13巻 52話 的場からの手紙と名取の思い
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