映画「グッドウィルハンティング」の名言と男の友情
どうも管理人katuです。
今回は、「グッド・ウィル・ハンティング」の名言とその名言が放たれた男の友情について語っていきます。
名言の場面とは
二度目のカウンセリングの際のショーンの言葉
前の記事にも書きましたが
⇒心を閉ざした天才は誰に心を開くのか 映画「グッド・ウィル・ハンティング」
主人公ウィルは天才でありながらも、幼いころの虐待で人に自分の心をさらけ出すことを恐れています。
それゆえに、ショーンの気持ちも彼の書いた一枚の絵を元にズタズタに引き裂いてしまうのです。ショーンは、ウィルを天才と認めながらも経験も何もない生意気な怯えた若者だと彼を批判するのです。
本の知識ばかりを並べ、自分の気持ちを話そうとしないウィルに対して、ショーンはさらに、君から学ぶことはない。それはすべて本に書いてあることだからだと言い放ちます。しかし、君自身の話なら喜んで聞こうと言って彼にカウンセリングに来るように促すんです。
実はこのショーンがウィルに投げかけた、「本の知識ばかりで自分の考えを出さない」という話は、ウィル自身がある人物にこのシーンの前に投げかけています。
それは、ウィルがバーで遊んでいた時にハーバードの大学生に喧嘩をふっかけた時の話で、相手はさも自分の意見のように書籍の内容をひけらかしていました。ウィルはその上をいって、その内容がどのページの部分に書かれていたのかすら暗唱してみせます。
そして相手に「50年後にお前のような男は自分の頭でやっとこう悟るんだ。人の文章を盗むな。ってね」と皮肉たっぷりに答えるんです。
つまりは、ウィル自身も自分が人の文章を盗んで自分の考えを出さないということに嫌悪感を抱いてはいるものの、自分の殻から抜けだせないでいるということなのではないでしょうか。
親友チャッキーの激励
恋人のスカイラーとも別れ、自分のやりたいことが見つけられないウィル。
チャッキーと共に工事現場での仕事をしていました。そして、ある日自分は一生ここで仕事をしてスラムに住んでお前とバカをやっていてもいいと打ち明けます。すると、チャッキーは20年経ってお前があそこに住んでいたら、お前を本気で倒すと脅します。
チャッキーはウィルが才能を無駄にすることを本当は許せなかったんです。
そして、一緒に酒を飲んで馬鹿をやるのも楽しいが、一番のスリルはおまえの家に迎えに行く時の10秒間だといいます。それは、ノックをして、彼が家から出てこないで突然いなくなっている。そうなればいいと思っているからだと答えるのです。
親友チャッキーは、ウィルの本当の成功を祈ってこういう事を言っているのでしょう。
実際、ウィルがいなくなった家をチャッキーが訪れるシーンが有りますが、ここは寂しいそうで嬉しそうな表情が見て取れる場面となっていて、俳優ベン・アフレックの演技の見せ所となっています。
まとめ
この他にも、「お前は悪く無い」とウィルにショーンが投げかけるシーンだったり、色々ありますが、今回は名言と男の友情ということで、こちらシーンを選んでみました。
ウィルは天才ですが、周りの人間が彼のことを愛し、彼のことを良くしてあげたいと思う気持ちがよくわかりました。
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