映画「許されざる者」馬場金吾の行動がまったく読めない…

邦画

どうも管理人 katuです。

今回は、映画「許されざる者」で渡辺謙演じる主人公の人斬り十兵衛の友人。馬場金吾の行動がまったく読めないことについて記事にしていきます。

馬場金吾とは

馬場金吾は十兵衛の幕末時代の同僚で、一緒に幾つもの死線を超えてきた仲です。そんな彼が、ある日十兵衛のもとにやってきて賞金首を倒そうという話を持ち出し、十兵衛はそれに同意するわけです。彼は鉄砲の名手で、その腕にはかなり自信があるように感じます。

行動が読めない馬場金吾

それは、一人目の賞金首の命を取る時からその後十兵衛の下を去る時まで続きます。

まず、一人目の賞金首の時。遠くの樹の枝を撃ち落とすほど、まだ腕が鈍っていないはずの馬場金吾ですが、なぜか賞金首に何発銃を放っても当てることが出来ません。

しまいには、目の前の敵にさえ発砲をためらいます。その後、十兵衛が手を下して賞金首を倒すと彼は笑うとも、泣くともわからない声を漏らします。

その後金吾は十兵衛達に別れを告げます。その際に、自分が引き入れてしまったがために十兵衛に重荷を背負わせてしまった事を詫ます。

そして、最後ぐらい笑えよと言って、去っていくのです。

金吾の行動考察

まず、賞金首の場面ですが、これはおそらく「人を倒すことが怖くなって撃てなかった」のではないでしょうか。

実際に、銃の腕が鈍っていは居ないことが劇中で語られていますから、当たらないはずがないのです。しかし、相手を狙って実際に撃つ段階で彼は躊躇するんです。

そして、この場面で語られるのが「石炭の話は嘘だった」「居場所がない」というもの。

石炭の話というのは、おそらく維新後に彼が村に帰ったら嫁が逃げていて、さらに炭鉱でしばらく働かされていたという話。そして、その石炭で一儲けしようと考えているんだという話の両方だと思います。

彼は、維新後まで生き延びたはいいもののその後の人生に「居場所がなくなった」のではないでしょうか。そして、そんな自分に対してまだ年端もいかないこの青年を倒すことになにか未練が生まれたのだと思います。

そして、別れ際のシーン。

十兵衛が結局手を下しましたから、その罪は十兵衛が負うことになります。その事で彼は重荷を背負わせてしまった。といったのだと思います。

さらに、あんたのおかげで自分がどんな人間かやっとわかったというのは、おそらく「自分が臆病な人間だったのかわかった」という事ではないでしょうか。もう人を倒すことが出来ない。そう感じたのだと思います。

ただ、わからないのが最後ぐらい笑えよという言葉です。彼は、十兵衛に罪の意識を背負わせ、さらには今後の賞金首を倒すことまでおそらく期待しています。しかし、そこに来てなぜ笑えよと言うのか。

確実に~しろよというのは上から目線での発言で、これから何かを託すような。ましてや、罪を背負わせた人間がいえるセリフではないはずです。ここがいまいちしっくりきませんでした。

まとめ

正直、この金吾役の柄本明さんの演技もあまり好きでないので、この役柄自体があまり好きになれなかったのですが、それでもこの金吾は謎多き男です。最後まで身を挺して十兵衛や彼の仲間を守ったことは評価できますが、それ以外は正直あまりよく理解できない男でした。

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