映画「60歳のラブレター」橘夫妻の考察 

邦画

どうも管理人 katuです。

今回こそは、前回に書けなかった映画「60歳のラブレター」の橘夫婦の考察をしようと思います。

前回の記事で、詳しく橘夫婦のストーリーのあらすじは書きましたので、まだの方はぜひこちらを御覧ください。
映画「60歳のラブレター」熟年離婚の果てに何をつかむか…橘家の場合

映画「60歳のラブレター」橘夫婦の考察

孝平の考察

孝平の一連の行動をどう感じたでしょうか。

ひどく自分勝手な男だと感じる方も少なくないみたいですね。たしかに、いままで散々妻を困らせて、愛人作って離婚までして、自分が失敗したからまた妻のところに行って慰めてもらって。

過去の妻の気持ちに感銘して、自分でまたもう一度やり直そうと言って妻が認めてくれたので万事OKみたいな。

世の女性としては、絶対こんな男と一緒になるものかと言う方が多いのではないでしょうか。自分に都合良すぎるというのはたしかにそのとおりですね。まぁ救済点があるとすると、今度は孝平は「自発的に」彼女を愛し始めたこと。そして喧嘩をしたことでしょうか。

前の結婚は支社長の言われるがままのもので、恋愛感情云々が最初から欠如していたので、長年の仮面夫婦となってしまった。

今回の場合は、初めて自発的に彼女のことを喜ばそうと思って、慣れない絵の具でラベンダーを作って、ストーカーよろしく北海道までついてきたわけです。

さらに、劇中で本当の恋はぶつかり合うものとされています。いままでは、夫のいいなりだったちひろですが、再度夫に会ってからはちゃんと自分の意見を述べています。

ベストセラー作家の事をけなした孝平に怒ってもいます。なので今後おそらく、この夫婦は大丈夫だろうと思います。

ちひろが孝平を許す理由

映画を観ていた方は、ラストでちひろが孝平を許すので、いきなり何言うとるんじゃと思われた方もいると思います。

私が思うに、ちひろは孝平と別れはしましたが、それでも好きという感情はあったのではないでしょうか。少なくとも、どうでもいいという感情ではなかったと思います。それは、劇中でそう考えなければおかしいシーンがいくつか出てくるからです。

ちひろが荷物整理をしていて、孝平と自分が写っている写真を投げ捨てるシーン。家まで送ってくれた孝平のお腹が鳴ると、家に招き入れて夕飯を作ってあげ、さらには励ましの言葉をかけるシーン。

孝平が出かける準備をすると、無意識的に体が動いてそれを手伝っているとはたと気づくシーン、写真展の青年が最初に彼女を訪ねて、その写真を夫にも渡して欲しいと頼む事などです。

本当にどうでもいいのなら、おそらくこれらのことはやることはないでしょう。彼女の中に孝平を思う何かしらの気持ちがあったと私は思っています。

解せない言葉

この映画で納得出来ないのは、ラストのシーンで孝平がちひろに「やり直そう。最初から」というところです。

ちひろにさんざん迷惑をかけたと謝った手紙を渡しておきながら、「やり直そう」って一体何様なんだろうって感じですよね。正直、あそこは絶対に下手に出るべきです。

「やり直してくれませんか」とか「良かったら、もう一度チャンスをくれないか」とかせめて「やり直さないか」くらいでとどめておくべきでした。

その言葉のせいで、いままで反省してラベンダー血眼で作って、手紙まで超特急で作った彼の努力が普通なら水泡に帰します。ちひろだって、以前の従順なちひろではないわけですから、あんな言葉をかけられたら断っておかしくはありません

まとめ

熟年離婚、再婚夫婦?の橘夫妻についてまとめました。

私だったら、絶対こんな男を見限っていますが、長年連れ添った仲。孝平にもちひろを惹きつける何かがあったということでしょう。

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