自分の意志で手術を決意 映画「シャッターアイランド」ラストを考察
どうも管理人 katuです。
前回は、映画「シャッターアイランド」の主人公アンドリューが病んでいたのかどうかを考察しました。
⇒映画「シャッターアイランド」考察&ネタバレ アンドリューは病んでいたのか
今回は、映画のラスト。彼は正気に戻り、自分の意志で手術を決意したのかどうかについて検証します。
映画「シャッターアイランド」考察 ラスト
やめたタバコ
アンドリューは洞窟での妄想からタバコにも薬物が入っていると思い込んでいます。
よって、その後のシーンで彼は院長に勧められたタバコを断っています。しかし、このシーンで、チャックから勧められるとタバコを受け取ります。
この事から、アンドリューは元に戻っており、タバコに毒は入っていないと思ってタバコをもらったと解釈もできます。
しかしこれは、「記憶がリセットされたから」、「同僚のチャックからタバコをもらったから」とも解釈することが出来ます。
アンドリューのセリフ
ここにいると考える。どっちがマシかな。モンスターとして生きるか、善人として死ぬか。という彼のセリフ。
そして、その後に一瞬ですが、チャックの方をしっかりと見据えています。そして、チャックが見つめなおすとそれを避けるようにして目を伏せます。
仮に元に戻ったアンドリューであれば、特に目を伏せる必要がありません。
状況を受け入れるアンドリュー
仮に島を出ようとする連邦保安官であるとすると、どこまでの記憶があるんでしょうか。島を出るぞ、チャックというセリフから、連邦保安官である自分が相棒と島に来たというところまでの記憶があるとします。
しかし、それ以降は彼の妄想であるという事を院長に再現され、告げられているので、記憶から消しているはずです。
とすると、連邦保安官の自分が朝起きると急に服装が変わり、急に玄関に座っているというわけのわからない状況に陥るはずです。
また、彼は明らかに何かしらの器具を持ち歩いている職員と特に不安にも思わずに歩いていきます。連邦保安官チャックはこの施設に入る際に銃を取り上げられています。
そしてその際に、明らかに嫌がっていました。護身の武器をなくすからです。しかし、この状況を彼はすんなりと受け入れているのです。
それは紛れも無く、彼が正気には戻っているが、自らロボトミー手術を望んだという事ではないでしょうか。
まとめ
個人的には、彼のセリフが最も彼が正気であり、なおかつ自分でロボトミー手術を望んだという証拠だと思っています。
また、これ以外の結末だとどうも自分としてはしっくりきません。妻を自分の手で葬ってしまい、子を失った彼。現実で正気で生きるよりも、死を選んだということでしょう。
その他の映画「シャッターアイランド」の記事はコチラ
⇒映画「シャッターアイランド」まとめ