漫画「夏目友人帳」1巻 あらすじ&感想 まとめ 妖怪とイケメンのふれあい
どうも管理人 katuです。
今回は、漫画「夏目友人帳」の1巻のあらすじ&感想まとめをしようと思います。
イケメンとかわいいニャンコの物語?
漫画「夏目友人帳」1巻 あらすじ&感想
1話 ニャンコ先生 登場!
記念すべき、ニャンコ先生と主人公 夏目との出会いの回です。あやかしに追われてなんとか神社に逃げ延びた夏目。しかし、足に引っかかった綱(結界)を切ってしまいます。
そこの結界に封じられていたのが、招き猫の依代に封印されていた妖怪「斑」(まだら)でした。そう、ニャッコ先生の本名は「斑」と言います!
実はこの1話で漫画「夏目友人帳」のシステムがまるわかりになります。具体的には、なぜにゃんこ先生は夏目のところにいるのか。
なぜ友人帳は妖怪に狙われるのか、友人帳の名前の返し方は?等々。
※追記記事
⇒夏目友人帳の設定まとめ! にゃんこ先生、友人帳について
この回では妖怪ひしがき が名前を返して欲しいと夏目に詰め寄ります。しかし、その理由というのはただ束縛から開放されたいという理由ではないんですね。
漫画「夏目友人帳」のいいところはそういうところで、ただの妖怪に襲われてそれを退治するだけの漫画でないのが好きです。
2話 露神
夏目が食事中にコップの影から現れた小さな妖怪 露神。信仰心をよりどころとしていて、元々レイコさんに名前を書かされた時は人間サイズだったのですが、今ではコップレベルになってしまいました。
そんな、露神に夏目は名前を返そうとしますが、なんとレイコさんが友人帳に米粒をつけてしまったがために隣の紙と貼り付いてしまっていました。そこで、露神と共にもう一人の妖怪探しが始まります。
ここでは、「妖怪と人間の繋がり」がテーマになっているのかなと思います。妖怪を観ることが出来ないが、神様として信仰してきたおばあちゃん。
そして、それをずっと陰ながら見守ってきた露神。そして、おばあちゃんが亡くなると共に露神の力もやがて薄らぎ…
切ないですが、心が暖かくなるお話です。
3話 人間退治
夏目のもとに、中級妖怪2匹がやって来ます。いつものように、名前を返して欲しいのかと思うと実は違っていて、「人間を退治して欲しい」というお願いをします。
話を聞くと、ひっそりと暮らしている彼らのもとに人間がやって来て、妖怪退治をするようになってしまったのだという事。
夏目は、最初は断るものの、妖怪退治をするって事はあやかしが見えるということかと関心を持つようになって…友人の田沼とはこの回で親しくなります。
今まで、あやかしが見えてしまうことによって、様々なつらい経験をしてきた夏目。同じ感覚を共有できる初めての友だちを見つけます。妖怪退治をしつつも、人間として成長する夏目。一歩踏み出そうとする夏目の姿が素敵です。
夏目友人帳 1巻
|
4話 ダム底の燕
夏の暑さによって干上がったダム。釣りをしようと思ってやってきた夏目達ですが、諦めて帰ろうとします。が、なんと夏目は何者かに取り憑かれてしまい、気を失います。
家に帰ってみると、にゃんこ先生がいつもと違う夏目の匂いに反応しますが、よくわからない様子。そこへ、ダムに沈んていた村に眠っていた妖怪たちが夏目のもとにやってきて、名前を返して欲しいと頼みます。
名前を返すと、不思議な力の鏡を貸してくれて夏目が何かに取り憑かれていると教えてくれます。にゃんこ先生の頭突きパワーによって、取り憑いていた霊を振りほどいて観てみると、ダム底で眠っていた燕の妖怪でした。
燕の妖怪は、力が弱いために夏目に取り憑いてある人を探したいと言います。しぶしぶ夏目はその話を承知します…何かに取り憑かれているって完全ホラーな始まりだったこの話。しかし、実際は切ない心温まる話です。
今回も、妖怪が人には見えない事が切なく描かれています。
まとめ
漫画「夏目友人帳」。この漫画、好きですね~。絵も好きなんですが、とくに漫画に散りばめられている「言葉」が好きです。
妖怪が見えてしまうがために、人に避けられてしまう夏目。そして、人は嫌いじゃないけど妖怪と関わらせないために人と距離を置く夏目。
そんな夏目を暖かく見守る親戚の藤原夫妻の優しさ。そういった環境の中で、夏目が考える言葉の数々。
正直、妖怪退治ひゃっほーい(゚∀゚)
ってのが好きな方はまったく向かない漫画です。この漫画には、優しさ、寂しさ、切なさそういったものがギュッとつまっております。
漫画「夏目友人帳」の他の記事はコチラ
⇒漫画「夏目友人帳」まとめ